おかえりなさいと近況を。

私はいまだドイツ旅行記も何も書いちゃございませんが、何はともかくHARUさんお帰り!
無事で何より。…リア充って怖いね。
私もドイツの教会で何度かそういう奴らと遭遇し、後ろから石でもぶつけてみようかなーと計画、実行未遂に終わりました。
ぜひ聞いてみたいものだ。上京しておいでよ!
うちの近所のホルモン屋がえらい美味いことが分かったのですが、一人で行くと種類があれこれ頼めない(一人でホルモン屋に入ることにはもはや何の躊躇もない)ので、誰かと飲みに行きたいのです。HARUさんおいでー。

帰ってきて早々に、サマーウォーズを見ました。
とても良かった!大人も子どもも楽しめる、素敵な映画でした。みんな格好良くて可愛い。
私が好きなのは理一おじさん。「ん?……ちょっと言えないトコ」のシーンに全部持ってかれた!
なんだあの41歳自衛官は!
しかも作中に出てきた家系図を見てふと思ったのですが、理一と侘助って(義理だけど)叔父・甥の関係ですよね。
41歳同い年の叔父と甥か…良いな!
そんなわけで来たる春コミの日には、サマーウォーズスペースで狩りをする私の姿が見られることでしょう。

現在、これまで携わってきたプロジェクトが無事に終了し、春休みらしい春休みをようやく過ごしております。
長かったね…。
先日友人からは「お前はサメかマグロか!!」と叫ばれ、何事かと思えば、なんでお前は四六時中動いていなけりゃ気がすまんのかと問いただされたのでした。動き続けていないと死んでしまう、というね。
生まれてこのかた、筋金入りの貧乏性なものでして…。
我が家の家訓は、足腰頭目がしっかりしている間は動かねばならんのです。出自がよろしくないとこうなるという見本。

お前またかと言われそうですが、16日から4日間韓国へ行ってきます。これは学校関係。
ソルロンタンやサムゲタンをたらふく食うのだ。

サマーウォーズ以外にもここ数日は「南極料理人」「フィッシュストーリー」を見ました。
「南極料理人」は堺雅人が可愛くて可愛くて…!
調理場で「…なにやってるの?」と言うシーンがあるのですが、これが吐血せん勢いで可愛い。
全部ひらがなで話してるよ、この人…!
あとはチャリで2ケツして「お昼ですよー」って叫んでいるのが可愛い。可愛いとしか言ってないな私。
いやでも、面白い映画です。原作のエッセイを読んでからの方が分かりやすいと思いましたが。

「フィッシュストーリー」はちっぽけでばかばかしい嘘で作られた、でも「すげぇ!」ってつい叫んじゃう伊坂節炸裂の映画でした。劇中歌の「FISH STORY」が想像以上に良かった。斉藤和義すてきだなぁ。
「正義の味方」(役名)がとてもしっくり合っていました。演じていたのは、森山未來だったか。

見たい映画がたくさんあって、嬉しい悲鳴をあげています。
休みを利用して、ここぞとばかりに見ますとも。

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神童
言葉はどこまで潜れるだろうか。
音楽という形の無いものが、人の心を震わせるとき、そう考えている。
ピアノの天才少女と、落ちこぼれ大学生が、恋人でも友達でもない微妙な距離で立っている。どちらも視線はピアノに向いたままだ。濃いつながりに頼らなくても、この2人の天才的な俳優だから保てた関係なんだろうと思う。
受験会場でピアノを弾く男が、化け物みたいに美しかった。
天才少女はわがままで、ぶっ飛んでて、とても脆い生き物だった。
主演2人が見られただけで、当たりだ、と思った。良くも悪くも俳優頼りの映画か。

才能の有無でいえば、間違いなく少女のほうに軍配が上がる。
でもきっと、耳が聞こえなくなっても指が折れても、ピアノにしがみつこうとするのは、男の方なのだ。

私の言葉は届くことなく、地に落ちるかもしれない。それでも「あの音楽はとても素敵だったよ」と、伝えようとすることを、止めたくはないのだ。ピアノを選び続けるであろう、男のように。
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神様のパズル
「人は宇宙を作れるか?」娯楽映画の皮をかぶった科学映画。
青春とか恋愛とか芸術とか苦悩とか、ごった煮になっているけれど、これを「アイドルもの」のくくりに入れちゃったTSUTAY●は、どうかしている。
(伏字になりきれてない

何だか色々なところがむちゃくちゃで、突っ込みいれつつ、そのパワーに引きずられてしまった。ラストの「よろこびの歌」には、笑っていられなかった。理論と感情がぶつかりあって、ばちばちと火花を散らす。それは整然としたものではないけれど、何かすさまじいものを生み出してくる。
嵐の中、自殺しようとする天才少女にコハダの寿司をすすめるロック崩れの男と、号泣しながらほとんど刺身になってしまった寿司を濡れ鼠になって食べる少女、と書くと、訳分からんが、見るたびに泣きそうになる。

学問も芸術も、全力で肯定する映画だった。どこまでも突き詰めていって、パズルのピースから外れてしまうことさえも、是とするような。
宇宙よりも奇っ怪でだだっ広いのは、人の内だと思う。

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潜水服は蝶の夢を見る
世界的に有名な雑誌の編集長だった男が、脳溢血に倒れる。華やかな生活は一変、体の中で自由に動かせるのは右まぶただけになる。男は、まばたきで物語を紡ぎ始める。

悲観的なせりふでも、どこかシニカルなところが、やっぱりフランス映画だなぁと思ってしまった。
救いと幸せだけを描くわけではないところも。とても生々しくて、それでいて嘘みたいに美しいところなんかも。
一番好きなシーンは、屋外で男と、言語療法士の女性が物語を書く場面。
夕映えの、寒々しい海岸沿いに、車椅子に座った男と、傍にそっとしゃがみこんだ女がいる。
恋人とか親子とか、そうした名づけられるものではない、けれど同じくらいの深さを持ったつながりが、確かにそこにはあった。
女はアルファベットを唱える。
男はまばたきをする。
世にも美しい、物語がつむがれる瞬間だ。

素敵なタイトルだと思う。だけど、彼がその想像力ではばたいたことは、決して夢ではない。見事にこの現実を、世界を、飛んだのだろう。水底に沈む潜水服のように、ままならない体を持て余す男を思うたびに、そう祈っているし、信じている。
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先日の課題で提出した感想文。
結構たまってるので、ちびちび挙げてきます。
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日々の泡。
利重剛,萩生田宏治,今野登茂子
パイオニアLDC
原作は「日々の泡」「うたかたの日々」と2種類の訳題があるけど、前者の方が好きだ。
翻訳うまいなぁと思うのは「うたかた」の方だけど。

この話では一つの病が描かれる。
ひょっとしたら、物語における一番美しい病気かもしれない。
地に根付くことを嫌った睡蓮は、人の肺に根を下ろした。
肺の花が開いたとき、患者は死ぬ。
この病の進行を止めるたったひとつの方法は、生花に囲まれていること。
しかし、それでも完治にいたることはない。不治の病だ。
睡蓮のつぼみは、少しずつ育ち、花びらを開こうとしている。

ひとりぼっち同士が出会い、幻想みたいに幸せでふわふわした日々が終わって、呼吸すらままならないような、残酷で現実的な日常が訪れる。
ままならない。痛くて、心臓をわしづかみにされる気持ちになる。
それでも、これは幸せな恋の物語だ。

部屋の中の光が、つくりものみたいに美しくて、だからクロエのさみしさが痛いくらいによく分かる。夕暮れのシーンが好きだ。あと、幸太郎がする星の話も。プラネタリウムに行きたくなる。
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「クロエ」以外にも「ビッグ・フィッシュ」「メゾン・ド・ヒミコ」「アヒルと鴨のコインロッカー」を見たので、そのうち感想あげたいです。
「メゾン・ド・ヒミコ」が思いの外良かった…!
オダギリえっろー!と叫んでました。なんだあの色香は。
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たまには王道。
いつもマイナーなものばかりなので、たまにはメジャーな映画でも。

「パンが無ければケーキを食べたらいいじゃない」で有名な王妃マリー・アントワネット。
(実際はこの台詞は捏造らしいけど)
14歳で婚約、18歳で王妃になった彼女の内情を描いた作品。
故国オーストリアを離れるときの泣き顔、オペラに喜び手を叩くときの笑顔、そういう表情で、彼女は女王である前に、ひとりの女の子だったんだなぁと思う。
友人達と飲み明かして朝を迎えるシーンは、普通の若者達だ。
抱える物の大きさを知ってか知らずか、無邪気に笑う。
夜明けのシーンは、栄華の絶頂期も、断首前の逃亡においても、変わらない美しさだった。


まぁ、とにかく可愛いくてきれいな映画なので、歴史嫌いにもおすすめ。
次第に女王の顔立ちになってくるマリーが素敵です。
そして旦那のダメっぷりに失笑。
さっさと嫁さんに手出さんかい!とか、錠前の例えなら納得するんか!とか突っ込み必須。
最後は一応、王の顔になってましたけどね。
ああいう、うじうじした男を見ると蹴り倒したくなる。
あと宮廷の作法を見てると、ええいまどろっこしい!と叫びたくなること請け合い。
貧乏性なので、シャンパングラスが倒されるのを見て、もったいない…と呟く私は貴族とかセレブとかに対して、ねじれの位置にいるに違いない。貴族なんざ一番縁遠い言葉だ。
タイタニックを見た感想も、割れたお皿もったいない…でしたし。

正直、もうちょいクセのある話が好きです…
王道・主流が苦手なのは相変わらずか。難儀だなぁ。

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暗いところで待ち合わせ
田中麗奈.チェン・ボーリン.井川遥.宮地真緒,天願大介
ジェネオン エンタテインメント
ひさびさ映画レビュー。
私の中でぶっちぎり断とつトップで好きな作家、乙一の同名小説が原作。
原作の空気はそのままで、静かな初冬の雰囲気が言葉をぽつぽつと交わす二人の関係によく似ていて、映画化成功したなぁと思った。
他人と関わることに怯える二人の苦しみ、それでも誰かに存在を認めて欲しいと切実に願ってしまうことへの葛藤、矛盾するようなもやもやした気持ちを書くのが本当に上手い作家だと思う。拙くても、腹の底から揺さぶりをかけられるような言葉だ。痛いところをピンポイントで突かれて、侮れないし敵わないと思ってしまう。
原作好きの期待を裏切らない映画。乙一好きはぜひ。
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ラヂオの時間
唐沢寿明,三谷幸喜,鈴木京香,西村雅彦,井上順,戸田恵子
東宝
ナレーター役の並樹史朗のアドリブが素敵だ。おお?おお!!と拳握り締め、身を乗り出し、最後まで見入ってしまう。藤村俊二の作る効果音には素直に感動した。50円玉と雑誌か…
三谷幸喜の映画って、ごく限られた場所での物語(笑いの大学とか有頂天ホテルとか12人の優しい日本人とか)なのに、登場人物全員がどんどん絡まり合って、えらく大風呂敷広げたものだなぁと初めは思ってしまう。こんなに複雑にして大丈夫なの?セリフだらけで収集つくのか?なんて風に。しかしそこは流石だすごいぞ脚本の神様だ三谷幸喜。広げた風呂敷が恐ろしい勢いでたたまれてゆく。あれよあれよと言う間に物語は終盤に向かい、綺麗に余韻を残してフッと終わってしまう。この空気が大好きなのだ。
パッケージには既にオチが描かれているあたり、やっぱり侮れないなぁ三谷作品。
…あれ?…渡辺謙が出てる?…しかも脇役…すげー…
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陽気なギャングが地球を回す
大沢たかお,伊坂幸太郎,前田哲,鈴木京香,松田翔太,佐藤浩市,大倉孝二,加藤ローサ,三浦知紘,中山祐一朗
ジェネオン エンタテインメント
ごろごろしながら気楽に見れるB級映画(褒めてます。
原作とはまた違ってるけど、これはこれで良いような気がする。
スーツ好きにはたまらん。鈴木京香のワンピースも80年代風で可愛らしい。
みんな足長いなー…大沢たかおは男前だし、佐藤浩市は何とも言えないうさん臭さが素敵だ。
鈴木京香は肝の据わった良い女、松田翔太はなんだか不思議な男で可愛かった。
強盗時は音楽も相まって、すごく格好良いが、なんといっても見所はカーアクション。
すさまじいです。なんじゃこら!アリか!?アリなの!?と突っ込みつつも見てしまう。
序盤の男性陣の衣装も、すさまじい。柄シャツ…しかも着こなしてる…(これがすごい
手元にリモコン置いておいた方が良いです。終盤は何が起こってどうなっとるんだちょっと待て、なシーン続出で巻き戻しが大変。これ映画館で見た人大変だったんじゃないか…。
「ゾウを冷蔵庫に入れる3つの条件」「キリンを冷蔵庫に入れる4つの条件」考えついたぞ、という人はぜひご覧あれ。
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花よりもなほ
岡田准一,是枝裕和,宮沢りえ,古田新太,香川照之,田畑智子,上島竜兵,木村祐一,加瀬亮
バンダイビジュアル
実在した赤穂浪士と話が絡んでくるあたり、うまいなぁと思う。
潔く散ることを良しとする武士と、図々しく図太くたくましく強かに生きてく貧乏長屋の住人たちとが、対照的だ。
どたばた騒ぎで賑やかしい、あの雰囲気が素敵。落語みたいな掛け合いも面白い。
そこかしこに散らばった小ネタを見る度に、丁寧に作り込まれた素敵な映画だと思った。
スタッフ達に愛された、幸せな映画だ。
ラストシーンの、岡田准一の花がほころぶような笑顔。なんだ、そんな風に笑えるんじゃないか。
“花よりも なほ”愛らしくて憎めない、良い映画だった。

CMの“生きるのが すきな さむらいだって いますよ”は名フレーズ。
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