闇の花。
任侠物、義理人情、こんなテーマにめっぽう弱い。
そんなわけで浅田次郎にも弱い。

浅田次郎の作品は、さっぱりとして、スマートな、洗練された物語が好きな人には好まれないだろうなと思う。
泥臭い、ご都合主義、きれいごと、ストーリー展開が無茶…
批判は山ほど出てきそうだ。
でも、と思う。
でも、物語の中でくらい理想を語らないで何を語ると言うんだろう。
きれいごとを、小説の中でくらい信じたっていいじゃないかと思う。
この本の登場人物達は、世間に表向きできるような身じゃない。
そしてどれだけ神がかった腕であっても、その本質は一人の人間だ。
どんなに粋がったって腹は減るし、疲れるし、痛いのは嫌だし。
それでも、格好つけて、しゃんと立つ。
こんな男前、まだいるだろうか。

JUGEMテーマ:読書

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